バンライフとは、バン、キャンピングカーなどの車をモバイルホームとして、旅をしながら、ミニマリスト的な生活を送ることです。このモバイルホームは人が生活するうえでの最低限必要なものを装備しますが、どれだけ装備するかは、どのようなバンライフを実現するかによって様々です。100人いれば100通りのバンライフがあります。
リモートワークをしながら、日本中の旅をするバンライフを実践している方もいます。その場合、電気が必要不可欠。太陽光パネルを天井に備え、大容量バッテリーに充電。モバイルルーターとノートPCを活用して収入を確保しつつ、素敵な景色と美味しい食べ物を楽しみながら、生活されています。
週末だけのバンライフでしたら、ベッドと少しの調理器具だけで十分。その他、遊び道具として、カヤック、SUP、釣り、天体望遠鏡、カメラ、ハイキング等。家族で楽しみたいモノを詰め込みましょう。
週末バンライフのメリット
週末バンライフは、平日サラリーマン、お子様のいる家族に向いているスタイルです。
①渋滞を回避できるから家族のストレスゼロ
バンライフであれば、車中泊ができます。わざわざ、混む時間帯に移動することはないですよね。渋滞の無い夕方~夜に移動し、目的地で美味しいものを食べて、就寝。美しい朝日とともに、ヨガをしながら、リフレッシュ。朝から目いっぱい楽しめます。
②どこでも泊まれる
車中泊ならば、宿泊施設がない場所でも泊まることが可能です。ということは、絶景を独り占めすることも可能です。
③車中泊ができるから宿泊費がゼロ。だからもっと楽しめる
仮にホテルに泊まる旅をするケースを考えてみましょう。宿泊費1万円/人でしたら、4人家族で4万円です。毎月4万円出費して家族旅行。家計を圧迫しますよね。
バンライフであれば、車中泊ができますから、宿泊費がゼロです。その分、もっと楽しく、もっと気軽に旅することができます。
④家族との時間が増える
目的地でのローカルレストランでの食事、車中泊スポットで、満点の星空を見ながら、ウイスキー片手に語らい、家族と就寝。平日、仕事で忙しいお父さん、お母さんは、子供たちと濃密な時間を作ることができます。
バンライフのデメリット
楽しいことづくめのバンライフですが、デメリットもあります。以下に気を付けましょう。
①夏の車中泊は無理、死にます
外気温が25度近くあると、車中泊はつらくなってきます。夏は、標高1000m近くの高原に行くと、夜は20度近くまで下がりますので、そういう場所を目指しましょう。
②真冬の車中泊には冬装備が必要
外気温が0度近くなる場合、車の中も同じぐらい冷え込みます。体の周りを冷気が容赦なく包み込みます。まるで、雪女の吐息がかかってくるようで、寝たら死ぬのでは、という恐怖を味わいます。
ベッドキットに断熱シート、大容量バッテリーをつないだ電気毛布を敷き、羽毛蒲団があると完璧です。
バンライフと車中泊 何が違うのか?
特に定義があるわけではないですが、バンライフのほうが、車で旅をしながら暮らそう。そして、目的地で、サーフィン、釣り、カヤックなど、プラスアルファのアクティビティを楽しもう、という感じでしょうか。
これも人それぞれですね。あなたなりのバンライフを見つけましょう。
バンライフとキャンプは何が違うのか?
キャンプとは、完全にアウトドアを楽しむものですね。外でBBQ等をして、テントで寝るものです。
バンライフの場合は、必ずしも、アウトドアある必要がありません。車中泊をしながら、車の旅を楽しむものですから、道の駅、駐車場、サービスエリア等で車中泊、そのエリアの温泉や銭湯に入り、旅を続けることもあります。
もちろん、オートキャンプ場に行くこともあります。でも寝るのは車の中です。テントって、設営したり、片づけたり、乾かしたり、大変ですよね。車中泊ならその必要がないです。
私がバンライフを始めたきっかけ
子供が3歳になり、一緒にいろんなことができるようになってきた頃。
「一緒に遊んでくれるのも、小学生までだよなぁ」という思いから、いっぱい旅をして、遊ぼうと思い立ちました。
やりたいことは、釣り、カヤック、SUP、ハイキング、スキー、BBQ、等々。田舎に住めばできそうですが、どこの田舎に住むのかが大問題!簡単には決められません。
ひとまず、バンライフで週末移動しながら、東京近辺のいろんな場所を探検。そして、詰め込んだ遊び道具で、楽しもう、ということで、釣り道具、カヤック、SUP、天体望遠鏡、タンドール窯が搭載されています。
バンライフを始めるための初期費用は100万円ぐらいから!
バンライフは自分のスタイルに合わせて、少しずつ進化させましょう。ですので、まずはスモールスタート。
①自動車免許の取得
免許が無ければ、運転ができませんので、まずは自動車免許を取りましょう。オートマ限定で充分です。
②バンを購入!
バンが無ければ、バンライフは始まりません。バンライフにピッタリの車は、日本車であれば、ハイエース、キャラバン、ライトエース、ボンゴ等。外国車なら、シボレーバン、ダッジ ラムバン等。
日本車の方が故障時の対応など安心。部品がすく手に入ります。車種、走行距離等によって、値段は様々ですが、100万円あれば始められます。
③バンライフに必要な装備を実装
最低限、車中泊をするベッドが必要ですね。ベッドキットは5万円~10万円で販売されています。もちろんDIYで費用を下げることも可能。DIYが好きな方はぜひチャレンジしてみてください。
どこまで内装をいじる必要があるのか?
内装をおしゃれにいじるのは、個々人の趣味、自己満足です。インスタ映えを狙いたければ、全面板張りにするなど、凝ってみましょうね。
バンの運転難しくない?
本当に買ってよいものか、躊躇する一つの理由は、ハイエース、キャラバンって大きくて難しそう。しかし、車の幅、長さでいえば、普通乗用車とあまり変わりません。高さがあるので大きく見えるだけ。
また、運転席が普通乗用車よりもかなり前にあるので、慣れは必要。使いこなすと、こんな旋回あり!?ということも出てきます。