ファミリーカーでミニバンを検討していましたが、ハイエースで車中泊、バンライフって楽しそう!
ハイエースをファミリーカーとして購入する場合の注意点について教えて!
【筆者】
ハイエースをファミリーカーとして運転して4年目突入!
車中泊&MOREとして、SUP、カヤック、釣りなども詰め込んで
楽しんでいます!
初めてハイエース購入検討する方向けに、注意点を解説します。
・選ぶべきグレード
・後部座席のシートベルト有無の確認
・助手席エアバッグの有無の確認
・ディーゼルは必要?
・4WDは必要?
・運転時の不安点
・見えずらいインナーミラーの解決策
・風に煽られやすい?
・盗難対策
【注意点①】ファミリーカーとして最適なのはSuperGL一択!
ハイエース・バンには3種類のグレードがあります。
それぞれの特徴は以下の通り。
DX | 完全商用車。内装ナシ。 後部座席はベンチシートで乗り心地最悪。 後部座席にシートベルトが無いケースもあり。 チャイルドシートの取り付けができない。 |
GLパッケージ | 見た目はSuperGL。中身はDXと同じ商用車仕様。 後部座席はベンチシートで乗り心地最悪。 後部座席にシートベルトが無いケースもあり。 チャイルドシートの取り付けができない。 |
スーパーGL | ファミリーカーとして使えるハイエース。 後部座席は普通車と同等のシート。 乗り心地は普通。 |
DX、GLパッケージは、ファミリーカーとして不向きな理由
ファミリーカーとして不向きである理由は、後部座席がベンチシート。
ベンチシートとは、クッション性も最低限、快適性は皆無のシートだ。

このシートは、
- 乗り心地が最悪
- チャイルドシートの取り付けができない
と、家族に不評間違いなし!
嫁からは、 「私はお荷物ですか?」と言われて、離婚の種をまくだけだろう。
絶対にDX、GLパッケージをファミリーカーとして購入してはいけない。
ファミリーカーとするならばスーパーGL一択!
ハイエース・バンの中で、スーパーGLだけが、ファミリーカーとしての資格がある。
後部座席が、普通の乗用車と同等のシートで、クッション性もあり、リクライニングも可能だ。

子供がいる場合は、チャイルドシートを取り付けて、旅行にも行ける!
【注意点②】後部座席にシートベルトの有無を確認しよう
ハイエースをファミリーカーとするならば、後部座席のシートベルトは必須だ。
しかし、中古ハイエースの場合、スーパーGLでも後部座席が無い場合がある。
私も中古ハイエース・スーパーGLを購入したとき、後部座席にシートベルトが無かった。
シートベルトの有無は写真でもわかるだろうし、業者に問い合わせればすぐわかる。
シートベルトが無い場合は、シートベルトを後付けしよう
ファミリーカーとして利用するのであれば、家族全員の安全が第一だ。
後ろの席は、シートベルトが無いからと言って、無いまま運転することは危険だ。
特に、チャイルドシートを使う必要のある子供がいるファミリーカーとして利用する場合、シートベルトは必須。
しかし、心配することはない。
部品代と作業費込みで5万円程度で、後部座席のシートベルトは後付け可能だ。
私は、納車前に、後部座席にシートベルトを取り付けてもらって、無事ファミリーカーとして格上げされて納車された。
【注意点③】家族の命を守るため助手席のエアバッグの有無を確認しよう
万が一の時、家族の命を守るためにも安全装備は大切。
助手席のエアバッグもケチらずにつけよう。
ハイエースはエンジンが前列席の下にある。
普通のファミリーカーのようなボンネットが無い。
まるでブルドッグ。
ボンネットがある車は事故の際、衝撃を吸収してくれる。
しかし、ハイエースの場合は、吸収してくれるボンネットが無い。
痛いで済めばいいが、遺体になるのは嫌だ。
よって、助手席のエアバッグも装備しよう。
古い型式のハイエースの場合、助手席のエアバッグがオプション扱い。
中古で購入する場合は確認しよう。
【注意点④】4WDの必要性は居住地域と使い方による
男なら(?)、ついつい、力強い4WDを選びたくなる。
しかし、4WDのハイエースは2WDに比べ、90万円近く高い!(新車の場合)
本当に4WDが必要なのか、よく考えよう。
4WDを必要とする人は、こんな方!
4WDの威力が発揮するのは、やはり雪道だ。
つまり、4WDを必要とする人は、
- 雪国に住んでいる
- スキーに車でよく行く
これに該当しない場合は、4WDを買う必要はない。
なぜなら・・・
2WDの方が約90万円も安い!(新車の場合)
4WDを選ばなかったら、その分お値段も安くなる。
新車の場合、4WDより2WDのほうが約90万円も安い。
ちなみに、私はスキーによく行くが、雪道の車移動が嫌いなので、4WDは選んでいない。
スキーは新幹線に限る。
ビールも飲めるし、居眠りもできる。
最高だ。
あなたの車生活に雪があるのか、よく考えよう。
90万円はガソリン代に回そう。
【注意点⑤】ディーゼルエンジンの必要性はほぼ無い
ディーゼルのほうがパワーがあるし、軽油は安い!
と考えてディーゼルを選びたくなるが、ファミリーカーとして使うなら、その必要はほとんどない。
ディーゼルのパワーが必要なのは、非常に重い荷物を運ぶことが多いケース。
ファミリーカーとして利用する場合、運ぶものは、嫁と子供と遊び道具ぐらいだぞ。
ガソリン車のほうが約60万円安い
軽油はガソリンよりも確かに安い。
しかし、車体の値段が約60万円高くなる。
軽油のほうが約20円安いが、60万円の元を取るには、3万リットル必要だ。
燃費を10km/lとすると、30万キロ分走ってペイだ。
年間1万キロ走ったとしても30年かかる計算。
よって、ディーゼルを選ぶ必要性はナシ。
【注意点⑥】マジで見えずらいインナーミラー
ハイエースは長ーい車。
車のほぼ先端に運転席があり、その後ろに後部座席、荷室と続く。
車のお尻ギリギリまで荷室だ。
そのため・・・
・インナーミラー越しに後続車の把握が難しい
・バックで駐車も難しい
ハイエースの後方をぶつけてしまうこともあるだろう。
実際、街を走るハイエースを観察すると、後ろのバンパーが凹んでいたりすることも多い。
しかし、心配ご無用。
デジタルインナーミラーで後ろが丸見え
デジタルインナーミラーを取り付ければ、後ろが丸見えになる!
後ろを擦ったりぶつけたりする前にデジタルインナーミラーを取り付けよう。
DIYで取り付けも可能だ!

【注意点⑦】ゆっくり走ろう 風が強いと煽られる
ハイエースは、大きな箱だ。
そこに強風が当たると、車が結構煽られる。
風の強い春先に高速道路に乗ると、風でかなり揺れる。
ハンドルも煽られて、ひやひやすることがある。
しかし、落ち着いて、ゆっくり安全運転すればよい。
そもそも、走り屋の車じゃない。
家族も乗っているファミリーカーだ。
安全運転で行こう。
【注意点⑧】内輪差だけ気を付けよう、そうすれば普段使いも余裕
ハイエースは、車体が大きく見えるので、ちょっとした買い物等、ファミリーカーとしての普段使いが難しいのでは、と思うかもしれない。
しかし、全然余裕。
毎日、街を観察してごらん。
ハイエースがいっぱい走っているよ!
ハイエースはプリウスとほぼ同じサイズ!
プリウス | ハイエース ロングバン×ナロー×標準ルーフ | キャラバン | |
全長(mm) | 4480 | 4695 | 4695 |
全幅(mm) | 1745 | 1695 | 1695 |
全高(mm) | 1490 | 1980 | 1990 |
みんなびっくりするだろうが、プリウスとハイエースの全長、全幅はほぼ同じ。
ハイエースの全長が20cmほど長いだけ。
しかし、全幅はハイエースのほうが5cm細い!
あたりまえだけど、天井高はハイエースの方が高い。
高さはあるけども、大体の立体駐車場は2.1mまで大丈夫なので、問題なし。
だから天井の高いプリウスと思って乗ればよい。
ハイエースはプリウスよりも小回りが可能!
この話を聞いた時、まさかと思った。
でも実際こんな感じ!
プリウス | ハイエース ロングバン×ナロー×標準ルーフ | キャラバン | |
最小回転半径(m) | 5.5 | 5 | 5.2 |
つまり、ハイエースは、体積があるけども、小回りがきく、器用な車ということだ!
ハイエースが普通の乗用車と違うのは、ボンネットがないところ。
まるでブルドッグ。
ハンドルを切るときも、ギリギリまで近づいて、曲がることができ、狭い道も意外とイケる。
【注意点⑨】安心してください 煽り運転はされにくい
「煽り運転」とググると「ハイエース」がでるほど、ハイエースで煽り運転は密接な関係のようだ。
ハイエースに乗っていれば、周りからは「煽り運転されるかもしれない」と、逃げてくれるので、ゆったり走ることができる。
わざわざ煽り運転といえばハイエースに対して、煽ってくる奴はいない。
だから、安心して運転しよう。
【注意点⑩】盗難に気を付けよう ワーストトップ10にランクイン
ハイエースは中古でも世界で人気のため、盗まれやすいようだ。
盗んだハイエースを日本で転売したら、悪い奴はすぐ見つかる。
だから、悪い奴はスケールの違うことを考えている。
大陸にに運んで、売り払う。
大陸に持っていかれたら、取り戻せない。
盗難されないように対策はしておこう。
まとめ
以上、ハイエースの購入を考えている人向けに、10個の注意点を解説した。
ハイエースの購入を検討している人は是非参考にしてほしい。